2月例会&学習会(2月24日)

今日は、今年初めての「SGネットきらめき」の例会&学習会を午前10時から約2時間行いました。今日の例会では、昨年の大学院入試で臨床心理学科へ進学が決まった45歳のHさんと
60歳で定年退職をした後、短大の美術科で趣味の絵画を基本的に学びなおして卒業されたKさん、56歳で栄養士を目指して2年前に短大食物栄養学科へ入学し、今春一つの教科だけ「良」で、後はすべて「優」という成績で卒業が決まったTさんの体験談を聞き、後は質疑応答をしました。また、もう一つは、会社員と並行して放送大学大学院生のKさんが、これから執筆する修士論文のテーマについて、皆さんの意見を聞き、今後の参考としました。

まず最初に、大学院入学までの体験談を話したのは、Hさん。彼女は1年半前までは企業の管理職を勤めていたのですが、あるジレンマを抱えて行き詰まりを感じた頃に出産。その後、これからのことを考えた末、臨床心理士になりたいと思っていたとき女性教育センターで講座をしていた私と出会い、相談を受けました。彼女には「学習履歴」へ記入してもらい、本当に自分が臨床心理士になりたいのかを、過去を振り返りながら確認していただきました。その後は、社会人学生に重要な「家族の理解」「生活面」「体力」について話し、それぞれをクリヤーしていただきました。その後は進学先の大学で科目等履修生となりましたが、能力の高い人なので1ヶ月科目履修生をしただけで大学院入試に挑戦。見事に合格し、今春めでたく入学の運びになりました。

短期間で大学院合格できたのは、第一には彼女に実力があったことですが、第二には受験する大学で研究している社会人学生二人(二人ともSGネットの会員)が履修する科目についての留意点、教員に関する情報と共に自分が目指す研究には、どの教員がいいかなど先輩としていろいろとアドヴァイスをしたことが大きな力となった、ということでした。これこそ、私が「SGネットきらめき」を立ち上げた目的の一つであったので、会員の中でこのような取り組みができたことを喜んでいます。Hさんが自分の生活にジレンマを感じ悩んで立ちすくんでいた頃に、私が出会って、ちょっと背を押しただけで彼女は自分の力でどんどん前進し、生きる方向性を見つけていかれました。これだけの短期間で社会人学生の入り口までの道を歩んだ人は初めてでした。

次に発表されたKさんは、入学の初めは「SGネットきらめき」を経ておられないのですが、1年前に会員になられました。発表の中で絵を趣味としてカルチャーセンターで2年学んでも、これほどの充実感と内容は得られなかった、若い世代と共に学んだことは素晴らしい思い出につながっている、ということでした。彼女は、例会会場まで水彩画の作品(描いている途中の水彩画の作品)を持ってきて見せてくださいましたが、水彩画と言えども40号の大きさで、田舎の秋の風景を描いた、ほっとするような絵でした。彼女の穏やかな人柄の表れている絵でした。会員の中で芸術系の人は彼女一人なので、今後芸術系に進みたい人の(現在、目指したい人が一人います)アドヴァイスができると思いました。

3人目は、約2年前に56歳で短大食物栄養学科に入学し、今春ウェルネスディザイナー(アスリートのための栄養管理をする人)と栄養士の資格を取得して卒業される予定のTさんでした。
彼女は、相談にこられた3年前は「まさに主婦」という雰囲気のある人でしたが、入学して10歳は若返り、すっかり女子大生に変身して驚かされた人です。受験のための学習では、社説の要約、キーワードによる小論文作成などを毎日メールでやりとりをしながら準備しましたが、そのたびに真面目に取り組み、どんどん上達していく人でした。今では、あのときの学習が大学でのレポート作成に大いに役立ったと言われていました。入学当初は栄養士資格の取得だけが夢だった彼女ですが、私は「あなたは絶対に、卒業したら、もう一つ上の管理栄養士<国家資格>を取りたくなるよ」といっていましたが、現在まさにそういう気持ちとのこと。これからパートで働いて、3年間の実習を重ねると共に学習を続け、管理栄養士の資格取得を目指して進むということでした。この方は、まさに「社会人の良きモデル」という人だと思いました。

研究論文のテーマについては、なかなか難しく指導教授との話し合いにより考えていくしかないという感じでした。しかしこれから研究に取り掛かるKさんは、意欲的な人なので、きっといい論文が書けると私は楽天的に考えています。

彼らたちの体験談を聞いている間に2時間は、あっという間に過ぎ、それからは、場所を変え近くのホテルに移動してバイキングのランチを食べながら、学習相談や情報交換をしました。 やはり、「人が育つ場面」にいることができるのは、幸せなことだと思いました。

次回は、4月末になりますが、これから次回に向けて講師を考えていこうと思います。
[PR]
# by sgnety | 2007-02-24 21:08

はじめまして(2月15日)

こんにちは、はじめまして。
SGネットきらめき・・・・・どういう意味でしょうか? 紹介させていただきます。
「SGネットきらめき」と言うのは愛称で、正式名は「社会人学生ネットワークきらめき」と言います。「きらめき」とは、星のきらめきのように輝いて生きていきたいと言う思いを入れました。

では、社会人学生とは? 成人学生のことです。学問的に言えば、いわゆる『学生』は『伝統的学生』といい、『成人学生あるいは社会人学生』は『非伝統的学生』と言います。だから、「社会人学生ネットワークきらめき」は、社会人学生の現役、OB/OG、これから社会人学生を目指す人たちで構成されています。会員は、現在30数名です。現在、2ヶ月に1回例会&学習会を開いています。

この会は2004年9月に誕生しました。設立の目的は「社会人学生は一人ひとりが若い学生と学びの楽しみを満喫しつつも、時には不安な気持ちでがんばっています。また、これから、大学での学びを考えている人たちも先輩たちからの情報を欲しがっています。お互いの気持ちを共有しつつ、これからの社会人学生のあり方、社会人学生への支援や大学への要望など、さまざまな顔とを話し合いたい」ということです。

実は、こブログの管理人の私も47歳で大学入学、その後母校に勤め、60歳で定年退職ご大学院に進学しました。そのときの経験や問題意識、また大学で「女性の自立」、大学院で「成人の学習と意識変容」を研究したことが契機となって、社会人学生の学ぶ環境を変えたいと思い、広島の大学で学ぶ社会人学生に声をかけ、結成したということです。

今日は、とりあえず「SGネットきらめき」の紹介にとどめます。これから、少しずつ会の様子や社会人学生のトピックスなどをお伝えし、皆さんのお考えもお聞きしたいと思っています。
読んでくださったみなさん、ありがとうございました。そして・・・これからもよろしくお願いします。
[PR]
# by sgnety | 2007-02-15 20:08